2013年5月14日火曜日

世界遺産登録2周年祈念特別展『五感で学ぶ平泉の浄土』

世界遺産登録2周年記念特別展
『五感で学ぶ平泉の浄土』


場所:平泉文化遺産センター
期間:平成25年4月27日(土)~7月28日(日)
時間:9:00~16:30(期間中無休)
料金:入場料 無料

☆【展示の概要】☆
世界の文化遺産として認められた平泉。
本展では、約800年前に平泉で繰り広げられていた
奥州藤原氏の栄華の軌跡の一端を、平安の時代の衣・食・住や儀礼文化を包括的に
ご覧いただくことに焦点をあて、具現化します。
1/4サイズで縮尺された展示模型では、『義経記』を切り口として
源義経公が藤原秀衡公に初めて対面する場面を展示、
公家文化と武家文化が混在する
奥州藤原氏の華麗な生活をご覧いただきます。
実物大に再現した展示では、遺跡で伝わる平泉の文化遺産の
華やかな往時の様子を実体験を通し、鑑賞するだけでなく、
奥州藤原氏の時代を五感で心に刻む世界をご堪能ください。
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5月14日に行ってまいりました。
今日は天気もよく晴れていたので、自転車で平泉文化遺産センターまで向かいました。

途中、悠久の湯あたりからは登り坂になります。
運動不足がまるわかり・・・
途中押して歩こうか迷いましたが、なんとか、たどり着きました><


平泉駅から
平泉文化遺産センターまでは・・・
巡回バス『るんるん』で約7分
徒歩で約20分
お車で約5分です。

こちらは、巡回バス『るんるん』のバス停「平泉文化遺産センター」でございます。


お話は戻りまして・・・展示は平泉文化遺産センターの1階の奥のホールでご覧いただけます。

近くまで行きますと、午前中は光が入り、
入口からすでに、明るい光でとても眩しく、なんだか、タイムスリップ?!
するような感覚です。

入ると・・・
正面には初めて源義経公が藤原秀衡公に初めて対面する場面が展示されており、
その右手では装束体験ができるコーナーがございます。
写真付で試着の仕方の説明などもわかりやすくあり、気軽に、体験できます。

十二単と狩衣がございます。


少し照れます・・・(*´∀`*)



一段あがり、試着し、心静めて、奥でお待ち?の方の隣に座わり、
目の前にうつる奥州藤原氏の華麗な生活・・・模型を眺めますと、
本当になんとも言えぬ気持ちになります。




でも・・・やっぱり少し・・・
(/ω\)ハズカシーィ
ですかね、、、。
ですが、ですが、ですが・・・・
私はご試着をおすすめいたします☆

きっと、藤原時代の感じが少しだけ触れることができるような気持ちになれるからです!


と、ご試着だけではなく、奥に進みますと、奥では、牛車の乗車体験ができます。



どーん!と、大きいですね。
乗車はくるっと後ろへまわり、こちらからです。

中には畳が敷いており、高さは、
私が立っても頭がぶつからず、背伸びしてもぶつからないほど広いです!
(御参考までにですが・・・私の身長は約150センチです・・・)

想像していた以上に広く驚きました。

そして何よりも、こちらは、すべての展示に対して、説明など、ご案内もあり、
とてもわかりやすく、勉強になります。






説明は残念ながら、日本語のみのようですが、外国からいらした方でも、
きっと、この鮮やかな展示、華やかな体験していただくだけでも、
藤原時代に触れられるのではないでしょうか。


私の個人的にお気に入りはこちらです☆
本当に小さいのに一つ一つのお部屋や展示が綺麗です。

話声が聞こえてきそうなほどですね。


遠くから眺めず、思いっきり、近くで覗き込みもおすすめです!

目に映るものすべて、展示されてるものだけを目に映すように、
近くで覗くと、
本当に平安時代にタイムスリップしたようです☆






まだまだご案内をさせていただきたかったのですが、
皆様の楽しみになりますよう、ここまでとさせていただきます♫

こちらでの、ご案内は一部であり、
一周くるっとまわりますと、他にも、可愛らしく、とても細やかな展示がまだまだご覧いただけます☆


皆様も、藤原時代に少しだけタイムスリップしたような気持ちになって
藤原時代を感じてみませんか・・・*^^*


足湯で一休みしませんか~弁慶の足湯舟~*ー▽ー*

~弁慶の足湯舟~
  ふらり・・・*ー▽ー*

平泉に足湯スポットができたとのお話を聞き、行ってまいりました!


場所は、平泉ホテル武蔵坊敷地内にございます。
平泉駅から・・・
巡回バス『るんるん』で約6分 バス停「悠久の湯」で下車 徒歩1分
お車で約5分
 徒歩約20分弱


平泉ホテル武蔵坊に向かい歩きますと右手にございました。
発見!!近くまで行くと、ヒノキの香りがします。

                      「こちらですよ~。」

近づくと、名の通り、舟の形をしており、上には屋根がついております。
ちょうど屋根のあたりが中央部分になっており、屋根の下にヒノキの浴槽となっております。



と、とっても嬉しいことに、タオル無料貸出のご案内を見つけました。
足拭きタオルがあると安心して、散歩がてら、観光途中に、ちょっと一息、
立ち寄りでの足湯ができますね!

せっかくなので、私も少し一息させていただきました。
湯温は38度前後ですかね。熱くもなく、じんわり、ちょうどいい温かさでした。
お話では、元湯平泉温泉の源泉を引いてるとのことです。



一休みしていましたら、話し声と車の音が・・・
私たちの後に、2組みのお客様がいらっしゃいました。
みんな声をそろえて、湯に足をつけると・・・「はぁ~」「ほぉっ・・・」
と、初めて会うもの同士ですが、なぜだか、そんな一言の後には、
皆顔を見合わせて笑顔になり、お話もすすみます☆



約10名ほどが腰掛けれるようです。
是非お近くに観光、お散歩の際は、ちょっと一休みしませんか*^^*


                    場所:平泉ホテル武蔵坊敷地内
                    時間:毎日午前10時~午後6時(冬期休業)
                   タオル:足ふきタオル無料で貸出
             お問い合わせ先:平泉ホテル武蔵坊
                    電話:0191(46)2241

2013年5月11日土曜日

春の藤原まつり「弁慶力餅競技大会」

「春の藤原まつり」
最終日の5日の主な行事は

延年の舞<毛越寺>

古実式三番「開口」<中尊寺白山神社>
狂言「いろは」
能「西王母」

そして・・・

弁慶力餅競技大会<平泉駅前>


本日はこの「弁慶力餅競技大会」の様子をお伝えします。

当日午前9時から選手の受付がはじまります。
どなたでも参加できますので、「我こそは!」という力自慢の方!
来年お待ちしております。

午前10時、予選の前に「弁慶力餅そり引き大会」がはじまります。

こちらは「小学生の部」と「中学生以上の部(男女別)」があり
小学生は1チーム10人以内、
中学生以上の男性チームは3人以内、女性チームは5人以内での
参加となります。

位置について!
よーいどーん!
がんばれ!がんばれ!
          
ゴール!
    
約220キロの木製のそりに「三宝」と呼ばれる台と餅を載せ、
総重量300キロ超の重さを25メートル引いてタイムを競います。


そしてなんと急遽、FM岩手平泉支局さんと協会スタッフ3名の合同女性チームで、
そり引きに出ることになってしまいました。


位置について!

他の女性チームが5人で挑む中、無謀にも選りすぐり?の4名で挑戦です。
もちろん狙うは1位!?



いざスタートするものの、なかなかスピードがあがりません。
これはやってみないとわかりませんね。
本当に重かったです・・・

ゴール!
4組中3位という成績で、2位とは僅差。
1人分ハンデがあったにしては健闘したと思います。
実際に参加するとより楽しいですね。

こちらもどなたでも参加できますから
是非観光でお越しの方も地元民に混ざって参加し、
一緒に盛り上がっていただきたいと思います。


さて、いよいよ「弁慶力餅競技大会」予選です。

競技者のお腹には太鼓帯がきつく締められ、そこへ餅ののった約160キロの三宝をのせ
歩く距離を競います。
            
こちらが餅ののっていない三宝です。
 

大人6人がかりで逆さにした三宝を競技者のお腹にのせ、うしろでも一人支えます。
 

予選通過記録は10m以上で予選に参加されたのは21名。
県内は元より遠く香川県からお越しの方も。



お昼をはさんで午後は決勝大会となります。
予選参加の21名中、見事10メートル以上歩き決勝に勝ち進んだのは8名の方!
決勝では2回やって、良い方の記録で競います。

見事予選を勝ち進みました千葉さん。
いつもお世話になっております。




・・・見ている方も思わず力が入ります。

協会スタッフで怒号・・・もとい、黄色い声援を送ります。
23メートル34の大記録!
大変お疲れ様でした。


さて優勝者は一体何メートル歩けるのか?

こちらは予想して予想投票箱に入れていただきますと
大会最後にぴったり賞や前後賞など発表があり、景品があたります。
餅まきもありますよ。



今年の優勝者は北上市の佐藤信一さん。
記録はなんと36メートル45!

佐藤さんは22年から連続優勝されております。
2位の方が27メートル27ですから
記録もおひとりケタはずれのなのでした。

すごいです・・・


このように参加できる行事もある藤原まつり。
是非一緒に楽しみましょう。

春の藤原まつり「郷土芸能&町内神輿」

5月1日から5日まで行われました「春の藤原まつり」


4日目の5月4日の主な行事は、

白山神社献饌(けんせん)行列<中尊寺境内>

白山社祭礼<中尊寺白山神社>
  古実式三番(さんば)
  神事能「竹生島(ちくぶしま)」  

哭き(なき)まつり<観自在王院跡>

となっております。


中尊寺白山神社にあります能舞台にて見られる
古実式三番及び神事能は
中尊寺の僧侶の方々によって演じ奉納される大変貴重なものです。

そして哭きまつり―
こちらは毛越寺に隣接します観自在王院跡で行われます。

なんと!参加者全員で泣くまつり・・・・




・・・ではありません。


観自在王院跡は、奥州藤原氏2代基衡公の妻が建立したとされる寺院跡で
哭きまつりはその妻の死を悼み冥福を祈る行事です。
毛越寺の僧侶の方々が庭園奥にある阿弥陀堂のまわりを
泣くような調子のお経を唱えながらまわります。

庭園内にはこの基衡の妻の墓がひっそりとたっておりますので
お越しの際は是非寄ってみてくださいね。

さてさて、
この日はなんと3団体の郷土芸能が一挙に見られる
郷土芸能デーとも言える日でした。


まずは地元平泉町の達谷窟毘沙門神楽さん。




テンポの早い摺鉦と太鼓が賑やかで、舞も美しい「御神楽(鶏舞)」を披露していただきました。

そしてお隣りの奥州市、胆沢区からお越しいただきました
行山流都鳥鹿踊さん。




鹿踊の魅力と言えばこの力強い大鼓と歌、激しく躍動する鹿さんたちの群舞ですね。
ちょっと神々しい感じすらします。





団体によって袴の柄やササラの長さ、鹿さんの表情など装束も特徴がありおもしろいですよ。
装束は全部で15キロくらいあるそうです・・・



続いて町内神輿が駅前に入ってきました。 



威勢のいい掛け声が響き渡ります。


サシ!

今年の水かけ神輿が楽しみです。



続いて奥州市胆沢区から朴ノ木沢念仏剣舞さん。  
国の重要無形民俗文化財に指定されていらっしゃいます。         


別名高館勿怪(もっけ)ともいうこの剣舞の起源は、
義経最期の地「平泉高館」が発祥といわれるそうで、とてもゆかりの深い剣舞です。



「おお!」という力強い声、激しく勇壮な踊りは見るものを圧倒します。

朴ノ木沢さんのパンフレットによりますと、舞人は古代の憤死した武士の亡霊を表すそうで、
・・・まさに踊る様子は荒ぶる武者たち。



この一匹の赤いお猿さんは一見道化役のように見えますが、釈迦の化身なのだそうです。

お猿さんが加わり共に踊っているうちに、亡霊たちの心は安らぎ消散する―
というストーリーがあるようです。




「源義経公東下り行列」以外にも
見どころ盛りだくさんの春の藤原まつり。

是非岩手ならではのたくさんの郷土芸能にも触れてくださいね。