時々雪がちらつく今日の平泉です。
道の端には先日降りました雪が少し残っています。
JR平泉駅では平泉地区鉄道OB会の方々により
みずき飾りが登場しました。
もうすぐお正月ですね~
毎年何気なく見ているみずき飾り。
ちょっと平泉町史で調べてみました。
12月28日、年中行事のひとつとして「餅搗き」が出てきます。
今やいつでも簡単に市販の切り餅が手に入りますが、
かつて餅つきを各家庭でやるのは
当たり前の光景だったのでしょう。
町史によると、この日お供えや正月中に食べる餅をつき、
みずきの枝に小さく切った餅をつけて
大黒柱へ飾る習わしなのだそうです。
この飾り餅は「めぇだま」や「めあだま」と呼ばれるそうで、
これは「繭玉(まゆだま)」という呼び方がなまったものではないか
といわれています。
「繭玉」という名のとおり
もともとは養蚕業の繁栄を願ったものという説や
五色の餅煎餅でつくられたえびす、大黒、宝船、扇子等を飾るところもあって
五穀豊穣を願うものという説、
みずき=水木、火を避けるという事から
火防の意味もあるようです。
このみずき飾りの下をきれいに掃除すると
田畑に雑草が出ないという、興味深い言い伝えものっていました。
何にしろやはり縁起物であるようです・・・
眺めていると花が咲いているようで
春が待ち遠しくなります。
JR平泉駅構内のみずき飾りは
1月15日までに取り外し予定です。
平泉へお越しのお客様、
初詣をご予定のお客様、
是非ご覧くださいね。
皆様にとって来年もいい年になりますように。