1年で最も寒い日「大寒」である1月20日
毛越寺二十日夜祭が行われました。
二十日夜祭は春神事とも言われ、
祭礼は14日にはじまり、15日には作様(さくだめし)が行われます。
作様は、その年の農作物の作柄や天候を
木箱に収められた番号くじで占うもので
今年は稲がわせ9分、なかて6分、おくて5分、
大麦8分、小麦4分、大豆が4分、小豆が8分、などと出ました。
今年は稲がわせ9分、なかて6分、おくて5分、
大麦8分、小麦4分、大豆が4分、小豆が8分、などと出ました。
7日目にあたる1月20日が結願の日となり
盛大に夜祭が行われた事から二十日夜祭と呼ばれるように
なったのだそうです。
15時、毛越寺常行堂では献膳式が執り行われ、
御本尊宝冠阿弥陀如来に花献膳、
奥殿の摩多羅神に野菜献膳が供えられた後
開祖慈覚大師伝来の常行三昧供法要が修されます。
19時頃から町内外数か所にある奉納宿より
御祈祷を終えた各講が駅前に集まりはじめます。
赤い鉢巻の厄年の人が松明を持ち、
ぶつけあったり
「手木」と呼ばれるかつの木でつくられた短い棒を持った人たちが
その松明を受けたりしながら行列します。
ぶつけあったり
「手木」と呼ばれるかつの木でつくられた短い棒を持った人たちが
その松明を受けたりしながら行列します。
19時20分頃、一行は行列となって御神酒や蘇民袋とともに
毛越寺へ向かい、山門で松明に火をともします。
毛越寺へ向かい、山門で松明に火をともします。
松明と松明が火の粉を散らしぶつかり合う様は勇壮そのものです。
このあと常行堂前で蘇民袋の争奪や餅まきが行われ、
21時からは重要無形民俗文化財である「延年の舞」が夜半まで奉演されます。